ヴィワトン図柄無償配布
デザインの下地となった絵柄は、我が国の国宝「正倉院」南倉収蔵の渡来古楽器である「紫檀木画槽琵琶:したんもくがそうのびわ」より細工を写したものです。
同品は四絃四柱(しげんしじ)の琵琶であり、その形式はペルシャ起源とされ、西方より古代中国に伝来して随唐の時代に流行していた古楽器様式となります。
我が国への伝来は1200年前、奈良時代(710年~784年)とされ、美術意匠の著作権は世界各国すべてにおいてパブリックドメイン(公有知財)となっています。
当社は、こうした古来の美術文様をジェネリックモノグラム(誰もが自由に使える紋章文様)と考え、その図柄成型データを希望者に無償配布いたします。
その文様の呼称を、遥か古来、彼方西方から伝わった「琵琶の音曲」を想起させる「琵琶音」BIWATONE (ヴィワトン)と命名しました。
プレスリリース付帯資料はこちら
■オープンプロダクション方式
1)オファー
高解像度データの支給申請(メール)
biwatone@cyberdyne.co.jp
2)チェックレター
連絡先の確認、反社会勢力への提供不可および正倉院所蔵のイメージ毀損不可の確認
3)高解像度データの提供
ハイレゾのPNG、TIFF、PSD、AI などの画像フォーマットを無償提供。
4)プロダクション
受給者はデータの改変アレンジも自由に行って商品や作品を作れます。
それぞれのブランドでのリリースをお勧めします。
5)リードブランド利用
提唱者のブランド「琵琶音」BIWATONE を使用する商品化を希望する場合、別途、契約が必要です。
6)公認アドバイザー
琵琶音プロジェクトによるオープンプロダクション方式は公認アドバイザー制度を導入します。
製造希望者が他の琵琶音プロジェクトとの連携および他の事業者の動向についてのアドバイスが必要と思われる時は、公認アドバイザーと個別に顧問契約を結んでください。
ただし琵琶音プロジェクトが仲介手数料を請求することは一切ありません。
■プロテストアート 非営利活動スタートのきっかけ
市松模様は和柄だけでなくチェック柄として世界中で数千年以上前から使われているジェネリック(誰もが使える)かつパブリックドメイン(公有知財)なデザインです。
これらに選ばれた色味やロゴを加えて商標登録し自社ブランドに加えることはできますが、それをもって他の配色かつ数百年前から使われている市松模様に対して使用停止を求めることはできません。
商標法を統括する特許庁も、ブランドの権利侵害は存在しないと裁定されました。
その資本力、知名度を頼みに、日本古来いや世界的に使われている模様さえ独占しようとする巨大ブランド企業の傲慢に対して、我々は抗議の声をあげます。
しかしながらアートに身を捧げる我々としては、こうしたブランドの傲慢な振る舞いへの抗議もアート表現で行うべきと考えます。プロテストアートの誕生です。
今回、無償配布をスタートする「ヴィワトン」の他、巨大ブランドや企業の強欲、傲慢に対する「プロテストアート」を発表していきます。
「ヴィワトン」に代表される紋章文様を独占しようとする傲慢なブランドに対するプロテストアートは「ジェネリックモノグラム」という活動シンボルを掲げて発表します。
■ヴィワトンのデータ請求の方法
高解像度画像データを御提供します。
お渡しするデータは自社製品または取引先向けの製品に自由にお使いいただけます。
契約やなんらかの制限に縛られることなく商用化利用が可能です。